もしものせかい
もしも あれが うまくいってたら
もしも あちらを えらんでいたら
もしも あのひとが そばにいたら
そんな「もしものせかい」の存在を感じることによって
「いつものせかい」が辛く苦しい時も 救われるのではないか と思わせてくれる一冊
出版社には学校での人間関係がうまくいかなくて悩んでいたけれど「時間が解決してくれるかも」と感じられたという子や、2度の流産を経験した女性から「ずっと忘れなきゃと思っていたけど、もしもの世界にいると思うと、救われました」という声も届いているという。
失ったものは 無くなったのではないと思いたかった
自分の意思とは反した事態が起きてしまった、でももう戻れない…
その苦しさ、痛み、悲しみを抱えている人に届いて欲しい
というヨシタケシンスケさんの あたたかさが 大人の心にも染み渡る一冊
今、何かを失って辛く
「いつものせかい」が小さくなってしまっている人に読んでみて欲しいです
仕事をやめ、失恋し、何もなくなってしまったと感じていた私の心は少し軽くなりました
いろいろなことを考えさせてくれ、
ほっこり温かい気持ちになれる ヨシタケシンスケさんの絵本 おすすめです